『笑う門に福来る』を座右の銘として掲げ四十路パワーで・・・!?
夏場に使う装備で、最も電力消費が多いもの、それはエアコンです。
クルマのエアコンは家庭用エアコンなどとは異なり、システムの中核であるコンプレッサーはエンジンの出力によって駆動していますから、基本的には電力を必要としません。
では何が電力を消費するのかというと、実は風を送るためのファンが電力を食うのです。
送風用のファンは電気モーターによって回転するのですが、暑い時はとにかく全開という使い方をしがち。
ところが、これがバッテリーに負担を掛けていたのです。
そしてもうひとつ、エアコン以外に電力を多く消費するのが、ブレーキランプなのです。
後続車にブレーキを操作していることを確実に知らせるため、ブレーキランプは消費電力の大きなバルブを使っています。
では、この二つを接触的に使う場面とは・・・、そう、真夏の高速道路などで重体にはまった時です。
直射日光が照りつける真夏の車内では、とてもエアコンなしにはいられませんし、渋滞時には必然的にブレーキペダルを踏んでいる時間が長くなります。
その上、渋滞時はエンジン回転数が上がらないため、オルタネーターの充電効率も下がります。
つまり、発電量が少ない上に、消費電力は多いというバッテリーには過酷な状況なのです。
では、こんな場面でバッテリーの消費を抑えるためにはどうしたらよいのでしょうか?
電力の消費を抑える方法をご紹介します!
電力消費量を減らす方法は?
各電装部品の電力消費量のデータを見てみると、エアコンの電力消費がずば抜けて多いことが分かります。
ブレーキランプですが、こればかりはブレーキを踏まないわけにはいきませんから、どうしようもありません。
MT車であれば、停車時間が長いときは、サイドブレーキを引いてブレーキペダルを離すという方法もありますが、AT車ではこまめにシフトをDからNやPに変えるのは、ミッションに負担を掛けますのでオススメできません。
それにはエアコンの風量を控えめにする、という方法が有効です。
JAFのデータでも、エアコンが最も多く電力を消費しているのは、風力を最強に設定している状態でのことなのが分かります。
そこで車内の温度が十分に下がってきたら、エアコンの風量を少し弱めてみてください。
暑くなったらまた風量を強くする、というようにこまめに切り替えれば、暑さを我慢することなく、電力消費量も抑えることができるでしょう。
また、オートエアコン装備車であれば、風量をオートに設定しておけば、設定温度を保つよう自動的に風量を調節してくれます。
その際、設定温度を少し高めにしておけば、燃費にも好影響を与えるはずです。
いずれにしても、バッテリーやオルタネーターなどが正常な状態であれば、2~3時間くらいの渋滞でバッテリーが上がってしまうことはありません。
バッテリー上がりを起こす場合は、バッテリーが弱っている時ですので、遠出などの前にはバッテリーの状態を点検しておくことが大切です。
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